好き勝手に愛して

SMはサディズム(加虐嗜好)とマゾヒズム(被虐嗜好)からなります。この対比する言葉の由来がとても興味深いです。
「サディズム」
嗜虐性行為(人や動物に苦痛を与えることに快楽)にのめり込んで何度も暴行容疑で投獄されながら、獄中で自身の体験やファンタジーを描写した数々の長編小説を書きつづけ、最期には狂人扱いされてしまった大革命時代(18世紀末から19世紀初頭)のフランス貴族マルキ・ド・サド(サド侯爵)の名に由来。
「マゾヒズム」
精神的肉体的な苦痛に快楽を感じ、情婦との間に自らが彼女の奴隷となりその願望と命令のすべて実現することを誓った契約書まで交わして、やはりそうした自らの体験をもとにした『毛皮を着たヴィーナス』などの小説を発表した19世紀中頃のオーストリアの作家ザッヘル・マゾッホの名に由来しました。

 

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