SMはサディズム(加虐嗜好)とマゾヒズム(被虐嗜好)からなります。この対比する言葉の由来がとても興味深いです。
「サディズム」
嗜虐性行為(人や動物に苦痛を与えることに快楽)にのめり込んで何度も暴行容疑で投獄されながら、獄中で自身の体験やファンタジーを描写した数々の長編小説を書きつづけ、最期には狂人扱いされてしまった大革命時代(18世紀末から19世紀初頭)のフランス貴族マルキ・ド・サド(サド侯爵)の名に由来。
「マゾヒズム」
精神的肉体的な苦痛に快楽を感じ、情婦との間に自らが彼女の奴隷となりその願望と命令のすべて実現することを誓った契約書まで交わして、やはりそうした自らの体験をもとにした『毛皮を着たヴィーナス』などの小説を発表した19世紀中頃のオーストリアの作家ザッヘル・マゾッホの名に由来しました。
付き合ったばかりで出張に邪魔されお預けを食らっていた直也と輝。久しぶりの再会に欲望が抑えられず、野外でもキスが止まらず我慢できないとラブホへ…。興味本位でラブホにあった拘束具で自由を奪うと、イジメられどんどん悦びM気質が開花してゆく輝。そんな彼女に触発され、直也はいつもより好き勝手に攻めてゆき…!